WiFi・・・いわゆる『無線LAN』ですが、最近ではNTTがフレッツ契約時に設置する機器が無線LAN対応のルーターになっていて「ご家庭ではスマートフォンが無線LANで高速使い放題!」というふれこみで導入を進めた事で、それほど詳しくない家庭も含めて一気に普及したようです。
確かにネットワークの配線が必要無いのはとても便利ですから誰も拒む理由はありません。
しかし、その一方で『健康への被害』を唱え続ける方もおり、特に小さいお子さんのいる家庭では気になるところです。
このWiFiの危険性を指摘される大きな要因は使われている電波の周波数が『2.4GHz帯』だという点です。(詳しくは『安心・安全・信頼を探して』さんのブログ記事をご参考になさって下さい)
2.4GHzというのは電子レンジで使われている周波数(正確には2.45GHz)と同じだという論拠です。
電子レンジは『ほぼ』密閉された空間で食品を加熱(正確には水の分子を動かしている)するのに対して、WiFiは解放された空間でずっと放射され続けているという事が心配性の人には看過できない事実として捉えられている訳です。
ちなみに、電子レンジのパワーを100%で食品を温めるのと50%のパワーで温めるのとでは50%の方が100%の倍の時間かかるという実に単純な計算式が成り立つそうですから、電子レンジに比べれば出力はとても弱いものの、ずーーーーーーーっと浴び続けていればいずれ茹ってしまうでしょ?というお話です。
一方、こうした懸念を一刀両断に切り捨てるような論調の方もおられて(ヤフー知恵袋)、そうした問題は科学的に(?)調べても明確な因果関係は見いだせていないから、健康被害なんてあり得ないという物です。
さて、一体どちらが正しいのでしょう?
パソコンの徹底活用をおすすめしているソーヨーピーシーとしては悩ましいところです。
最近の無線LANの通信規格であるIEEE802.11acやIEEE802.11adでは有線のケーブル接続よりも速い速度で通信ができるという事で注目されています。
そう考えると使わない手は無いという気がするのですが、一方で子供への健康被害にも気遣うとすれば、使用時間を制限するとか、使わない時はコンセントを抜いてしまうとかいう使い方でしょうか?
そんなこんなで結論は出ませんが、何についても言えるのは『やり過ぎ』は良くないという事です。使うときは最高のパフォーマンスで、使わない時は完全にオフ、こんなところでしょうか?