古くなったパソコンに現在も最新のアップデートが受けられる軽量『Linux』をインストールして使うというお話です。
仕事上、お客様がパソコンの修理をご依頼頂いた際、部品取り寄せに1~2日かかる場合などに故障したパソコンをお預かりする事があります。
他にもたくさんパソコンをお持ちなら「じゃ、しぱらくはこのノートPCで仕事するわ」という話にもなりますが、そうもいかない場合はパソコンが直るまでは何もできないという事になってしまいます。
それではお気の毒なので、ソーヨーピーシーでは修理期間中にお貸出しする『代替機』をご用意しています。
その『代替機』として使っているパソコンは何も最新型の高性能機ではありません。
当店で所有している数年以上前のデスクトップやノートのパソコンに『Linux』系の軽量OSを入れてWindowsさながらに使えるように調整したいわゆる『中古品』です。
『中古品』とはいえ、私店長のお眼鏡にかなった状態のパソコンなので見た目も『嫌なキズ』もなくお使いいただけるレベルのものです。
最近、奥さんが仕事で報告書を作る事になり久し振りにパソコンを使う事になり、このデスクトップパソコンを使ってもらう事にしました。
最近はスマートフォンやタブレットで検索したり情報収集するのがメインになっていてWindowsXPをたまに使っていた奥さんですが、マイクロソフトのサポートもとっくに終了しているのに未だに使い続けているというのはソーヨーピーシーとしても見過ごせません。
「試しに使ってみてよ」と軽く言ってあまり身構えないように配慮してみましたが、結果は何の問題もなくさらさらとワープロ文書を作成してプリントアウトしてしまって、私の方が驚きました。
さて、使ってもらったのはDELLのDIMENSION 5150Cという機種。
左の写真にもあるようにCPUはPentiumDの2.8GHzですが、私がこれをジャンクとして購入した際は何故かメモリーは1GBでHDDだけは250GBもありました。
これなら軽量Linuxなら問題なく動くはずです。
使ったのはUbuntu Linuxから派生した軽量版のLubuntuというディストリビューションです。
当然ながらこれに日本語入力環境であるMozc(もずく)とキングソフトのWPSというOFFICE互換ソフトを日本語化してあります。
あとはエプソンプリンタードライバーかな?
※セットアップ顛末記はまた別途書きます。
こうした古いPC、特に発売時にWindowsVista搭載機として売られていたパソコンも10年近く経過した事でもはや過去の遺物のように扱われていますが、それはあくまでWindowsを使うという上では使い物にならない(という事にされている)かも知れませんが、実際はそんな事はありません。
今回使ったDELLのパソコンでも分解掃除した際に内部を観察しましたが作りはなかなかしっかりとしていてそう簡単に壊れるとは思えませんでした。
こうしたパソコンたちを再び活躍させる事ができる方法として今回のような軽量Linuxを使うやり方をおすすめします。
お近くで「やってみたいけど、ちょっと敷居が高いんだよな~」という方、是非ソーヨーピーシーにご相談下さい。
サンプル機をお持ちしてご覧いただけます。(無料です!)
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