おはようございます。
今朝、Googleニュースを読んでいて目に留まったので紹介しておきます。
engadget日本版の記事に『タイヤにセンサを埋め込めば路面状況が把握できる!ブリジストンが北海道で世界初の実用化』というのがありました。
路面に最も近いタイヤがキャッチする震動波形を元にして路面の状況がどうなっているのかを読み取り、その情報を車載の端末に送信するというものです。
上がその実物写真らしいのですが、いったいタイヤにはどのように取り付けられているのでしょう?(それは企業秘密でしょうが)気になります。
このセンサー、何とタイヤの回転による遠心力で発電までしてしまうというから驚きました。センサーの耐用年数をどのくらいの期間で見ているのかにもよりますが大したものです。
ですが、ここで一つ疑問に思いました。
ドライバーは盲目でもない限り、路面が凍結しているとか、ぬかるんでいるとか見れば判る事ではないでしょうか?
それをわざわざ「路面が凍っています。注意して下さい」とか表示されても何だか無駄なお節介機能のようにも思えます。
という事は、この情報はドライバーに伝えたいのでは無い…という事では無いでしょうか?
そう『自動運転車』です。
先頃、開催された伊勢志摩サミットでも海外の要人に向けて日産が自動運転車を披露したとのニュースもありました。
自動運転車は自動車のすべての制御権を持つ人工知能ですが、ミリ波レーダーやカメラ映像といった視覚的な情報が殆どで、こと『路面』に関しては正確な情報が無いに等しかったのだと思います。
ですから、試験走行ももっぱら悪路ではなく比較的走り易い市街地だったのでしょうが、本格的に商用利用され始めると様々な天候で走行する事が想定されます。
その為にはどうにかして正確な路面状況を把握したいというニーズがあった事は間違い無いでしょう。
また、こうした情報を車載端末にドライブレコーダーとして記録しておけば事故があった場合などにも過失責任の有無を左右する重要な証拠としても役立つ事でしょう。
まして、例えばこうした情報が車載端末からインターネットに接続しているとタイヤメーカーも製品の改善に役立てる情報収集もできるでしょうし、自動車メーカー、自動車保険会社、うーん…あと何か考えられるかな?
いずれ、こうした機能を持ったタイヤが一般にも使われるようになると手元のスマートフォンなどでも路面状況が取得できるようになればいろんなアイデアで面白いアプリが開発される事になるかも知れません。
ただ、悪用されるのだけは避けたいですね。(どう悪用できるのだろう?)
ではまた!
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