おはようございます、店長です。
今朝のネットニュースで気になったのは今朝2:40に配信された『macOS Sierra発表、OS Xから改名。Siri対応、オートアンロックなど新機能多数』という記事でした。
Microsoftが今後Windowsのバージョンを10に固定する!と宣言して間もなく、Appleは自社のOSにバージョン10を意味する”X”をやめると発表したという皮肉なお話をしたいと思います。
いろいろな点でMacとWindowsはユーザーインターフェースの面で逆を行く設計思想で発展させてきましたが、新しいアイデアはどちらかと言えばAppleの方が早く、Windowsは常に後を追う格好になっていたのは事実です。
バージョンの数字が製品のグレードを表すのではない事は誰もが分かっている事ですが、それでもMacがX(10)なのにWindowsが7だと随分遅れている印象を消費者に与えているとMicrosoftは考えたのでしょうか?
バージョンアップを焦るあまり、とても使いにくいWindows8(これはタブレット用だったと思いますが)を発表して酷評され、付け焼き刃のWindows8.1を出してもまだバージョンは”8”。
挙げ句の果てはWindows9となるべきところを飛ばしてWindows10として新バージョンを矢継ぎ早に発表…という妙な動きはやはりMac OS Xを意識していたとしか思えません。
それが、今回Appleは”X”の表記をやめて最近お気に入りの山の名前を次々と変える方式で”macOS Sierra”としたのは「真似すんなよマイクロソフト!俺たちゃ10にこだわっちゃいないんだぜ」とでも言いたげに見えます。
ああ、またしても置いてきぼり…(笑)
別の面でもMicrosoftはAppleに遅れを取ったと思っているのではないかと見られる節が幾つかあります。
その1つ目はユーザーの紐付けの厳格化です。
Appleは以前からユーザーをApple IDというユーザー識別の為のID制度を設けてそれがなければ使えない状況を作り出し、その事によって個人が特定できるだけでなく、その個人が何台のApple製品を保持しているかなどの情報も把握できるようになっていましたが、Windowsの方は極端な話、ネットに繋がない完全なスタンドアロンでの使用も許していた事に加えて不正なOS製品の流通の封じ込めに手を焼いていて正確なユーザー情報の把握ができずにいたという状況は思わしくなかったのだろうと思います。
そこで、Microsoftアカウントなるものを設定し、それがなければOSのログインやオフィスソフトのダウンロードやインストールもできなくするという仕組みを組み込んだのがWindows8だったのではないでしょうか?(とても解りにくかった印象があります)
以前CDやDVDで購入したOffice2010なんかもパソコンの再セットアップをすると再認証できなくなるなど、旧製品の継続使用をどんどん切り捨てている様子も伺えます。
かくいう私もWindowsの初期バージョンからずっと使っている1人ですが、個人で購入したソフトは自前の他のPCでも使えたりする適度な寛容さが好ましいと思うところだったりしたのですが、このところの締め付けはやや急な感じがして息苦しさを感じます。
その2つ目はタブレット端末の自社製品化と販売ルートの制限です。
Windows8からマイクロソフトはSurfaceシリーズの販売を始めました。市場ではすでにAppleのiOSやGoogleのAndroidの端末が溢れている状況での最後発となるスタートでしたが、その販売方針に疑問がありました。
いうのも量販店にモックは飾ってあるものの現物に触れてみる事も出来ず(地方だから?)店員に在庫を尋ねると「ありません」の一言で、注文は受けるが納期の約束はできないとまで言われました。
「んんん…?」どういう事でしょうか?個人には売る気がない?誰に売りたいの?
では、企業向けで購入するのはどうなのか?と思い、当時勤務していたソフトウェア会社から大手のベンダーさんに1台だけの見積もりをお願いしたところメーカー(Microsoft)から納期回答が無い、とか入荷見込みが立たないなどという回答。
生産計画を誤って需要に間に合っていないのか?とも思いましたが、どうやら大口の企業向け案件だけをMicrosoftが直接(独占的に)受注しようと画策していたようです。
現在ではそこまで露骨な販売ルート制限や在庫の少なさという問題はなくなって、個人でも買えるようにはなってきましたが、果たして使いやすいのかどうか?は別の話です。
なんだか話がMicrosoft批判になってきてしまいましたので、ここはひとまず止める事にしますが、 Windowsにはもうちょっと別の道があるんじゃないのか?と思えてならないので愚痴っぽくなってしましました。
Windows10へのアップグレード後にお困りの方、内容によっては無償でのお問い合わせ対応も致しますのでご遠慮なくソーヨーピーシー迄お問い合わせ下さいね。
それではまた!
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