最近、中古ショップで安価に売られているとても程度の良いWindows Vistaパソコンを仕入れてLubuntuやZORIN OSをインストールして快適化したものをご希望のお客様に販売しておりまして、その際に標準で”Libre Office5”を入れていたのですが、ふと見るとLibreOfficeスイートの中でも私にとっては特別な”Base”が抜けている事に気付きました。
ん?一般的なユーザーには不要だから標準インストールから外したのかな?と思っていたのですがどうしても使いたいと思って追加インストールしようとするとこれがなかなか大変でした。
というか、ちゃんと入ってくれない。
『むむむむ・・・なぜこんな事に?』と思っていた矢先、仮想環境を入れてWindows7や8.1を試していたZORIN OS12のシステムが『システムの更新』をした後に起動不能になってしまうという憂き目に遭ってしまい、仕方なくOSの再インストールをする事にしました。
中に入っていた仮想環境のWindowsも特に大事なデータを入れていた訳ではなかったので、潔く諦めて新たに最新の”Ubuntu 17.04(AMD64)”を入れる事にしました。
話が長くなって恐縮ですが、このUbuntu17.04は何か問題があったとの話をネットの記事か何かで見た記憶があったのですが、インストール直後にUbuntu17.10へのアップグレードを推奨するメッセージが表示されました。
言われるがままに、すぐに17.10にアップグレードした後にいよいよ”LibreOffice Base”がどうなっているのかを確認すると・・・。
やっぱり標準のインストールでは"Base"が入っていません。
で、『ソフトウェア』メニューから”Base”を検索してみると・・・ありました。
ならば!とさっそくインストールして新規データベースを作成!・・・すると今度はいきなり「接続できませんでした」のエラーが表示されてしまいました。(がっくり!)
何がいけないのでしょうか?
通常はUbuntuが提供している『ソフトウェア』に載っているアプリケーションソフトは必要とする他のソフトウェアなどの依存関係を考慮された形で提供されているので、ユーザーが選んだアプリ+その他の依存プログラムもダウンロード&インストールされるのが基本なので、悩む必要が無い筈でした。
それがどうでしょう?
こと、今回のLibreOffice Baseに関しては何かおかしい。
ネット上に同様の事で困っている人がいるのではないか?と調べてみると、同様のエラーが出て困っている人は今に始まった事ではないようで、最近のQ&Aの記事でもすんなり解決に至っている事例がみつかりません。
という事は・・・?
今、オープンソース・ソフトウェアの雄である『LibreOffice』のデータベースが使えない状況にあるという事のようです。
「いやいや、あなたの腕も問題ですよ」とおっしゃる方がおられたら解決法を是非お教え下さい。
私の判断基準ではユーザーが『インストール』操作をしたらそれはちゃんと動くべきで、何らかの複数の手段を講じなければ動かないのは『動かない』と同じです。
引き続き、この件は調べていこうと思いますが、今まさにubuntuでLibreOffice5のBaseを使おうとしている人はうまくいかなくても驚かないで下さい。
今は何かの理由でソフト側がおかしいですから、あなたのせいではありません。
では、また!
〈2月28日追記〉
散々おかしい!と書き立てた翌朝、何気なくLibreOFFICE Baseを起動したら何とちゃんと動くではありませんか?
今朝のソフトウェア更新で何か改善されたのでしょうか?
とにかくしばらく使ってみる事にします。