こんにちは!
いつの間にやら大型連休に突入していて、やらなきゃと思っている事が一向に進まないまま本日は連休最終日ですね。
小中学校がずっとお休みになってしまって家でゴロゴロ…。
そうは言いながらも小中学生はいずれ『プログラミング教育』を始める事になる筈ですね。
そして、更に言うとお父さん、お母さんも勤め先がテレワークを導入し始めたりして在宅ワークが必要になってきて、テレビ会議もしなくちゃならない。
ならば、この際パソコン買っちゃうか?となりますね。(なるかなぁ?)
ではこの時期、どんなパソコンを買うのが良いのでしょうか?
用途による
いろんな用途に対応出来るように、万能なパソコンを一つ買っとけばいいんじゃない?と思う方はちょっと待って下さい。
パソコンは昔大変高価な買い物でした。
今でも高額なパソコンは存在しますが、それは『用途』によります。
在宅ワークやテレビ会議、プログラミング学習でそんな高性能なパソコンは必要ではありません。
そこそこの性能があれば十分に用が足りるのですから安価なパソコンを家族1人1人持っていても良いのではないか?と私は思っています。
Windows?Mac?それとも…
私はMicrosoft社やApple社とのしがらみなど何もありませんから正直な意見を言わせて頂きますが、カスタマエンジニアとして客先で数多くの修理の現場を拝見していて思うのは「Windowsは駄目だな…」という事。
その理由はたくさんありますが、一番大きな問題はWindowsを使うにはWindowsのエキスパートでなければならないという点です。
その為に、書店に行って様々なWindowsの指南本を探して対応しなければならないのは果たして正しい事なのか?といつも疑問に思います。
パソコンを使うのは何か本来やるべき作業があっての事なのですが、Windowsの場合はWindows自体のメンテナンスをかなり頻繁にしなければまともに使えません。
WindowsUpdate(ウインドウズアップデート)では???と思った方も多い事でしょう。
またこのWindowsUpdateはMicrosoft社が配信した物は基本的に全て実施する事が推奨されていて、これを怠ると1年以上経過するとそれ以降のアップデートは受けられなくなるという仕組みもあるそうです。
「パソコンの○○が使えなくなった!」とか「正常に起動しなくなった」という事でお呼びのかかる修理案件の中には少なからずWindowsに何らかの問題が生じた事によって起きている障害です。
かと言ってその原因を特定して対策を取るのはなかなか厄介な作業です。
果たしてそんな事が一般のパソコンユーザーに可能でしょうか?
私は無理だと思います。実際、私も自分用のパソコンでは手を焼いています。
ではApple社のMacはどうでしょうか?
操作説明書が添付しなくなって久しい現在、Windowsよりはかなりマシでしょう。
ウィルス感染のリスクも低いし、セキュリティアップデートも回数が少なく、仕事が妨げされる事も無いですしね。
では私がいつもオススメしているLinuxはどうでしょう?
これはよく出来ています。使い方もWindowsとほぼ同じようにつかえるよう操作体系が統一されているし、メニューの画面が今のWindowsよりもはるかにわかりやすくて迷いません。
日本語環境も最近のLinuxの各ディストリビューションではインストール直後からちゃんと日本語変換システムが動いてくれるのでこちらも迷いません。
しかも、日本語変換のシステムはGoogle社の『Google日本語入力』というFEPのオープンソース版で『Moac(モズク)』というFEPが標準なのでMS IMEのようなおバカな(失礼!)誤変換はめったにしません。
しかも、Linuxは無料で比較的低いスペックのパソコンでも快適に動きます。
残念ながら、ほとんど全てのパソコンメーカーは利権かしがらみでWindowsをインストールしたパソコンしか作りませんので、Linuxを使いたい時にはユーザーが自力でインストールしなくてはいけません。
その作業に必要なノウハウが一般のユーザーにあるか?という点が唯一のハードルになっています。
但し、一旦インストールしてしまえば、時々発生するセキュリティアップデートは自分の都合の良い時に実行すれば良いだけで自分の作業に影響は与えませんからかなり良いと思います。
私は実はクロームブックが最強だと思っています
クロームブックは最近になってローソンでやってた何だったかのキャンペーンの景品にもなって少しは一般の人の目にも触れるようになってきましたが一般の人には『謎』の製品だと思います。
ですが、これは最強です。
なぜかと言えば以下の通り。
- WindowsやMacで使うWEBブラウザChrome(クローム)と同じものを
そのままOSとして使う感じなので違和感が無い。 - とにかくOSとして軽いので使い勝手は軽快そのもの。起動も30秒ほど
- 低スペックで動くので電力消費もかなりエコ。(フル充電で13時間動作)
- セキュリティアップデート(というか機能UP)は瞬時に行われる。
- GoogleのGmailやスプレッドシートやドキュメントで全て用は足りる。
- MicrosoftのオフィスはOnline版が使えるし、Android版アプリでも使える。
- クロームブック自体にハードディスクは無いが、少量のユーザー領域が用意されているのとGoogleドライブやマイクロソフトのOneDrive(ワンドライブ)も利用可能で不足は無い。(私自身も不便を感じた事はありません)
といったところ。
何を隠そう、この私もこのブログはAcer(エイサー)製のクロームブックを使って書いているのです。(15インチ画面のものです)
手に入れるにはAmazonや楽天などの通販サイトで探して購入するしか無いのですが、日本語キーボードの製品を見つけられたらラッキーです。
これに慣れると手放せない程によく出来ているのです。
なので、実は手放しでオススメ出来るのはこのクロームブックだったりします。
ここで入手!
以下の3製品がAmazonで販売されていますが、価格は変動的で在庫も常に僅かですから普段からチェックしておかないと手に入れるのは少し難しいです。
※以下の3製品はどれも日本語キーボードを搭載しているモデルですが、これらは全て台湾メーカーのものばかり。(台湾のメーカーさんありがとう!)
クロームブックはタブレット型の物も発売されていますので、これとブルートゥースで接続する日本語キーボートと組み合わせても良いかもしれません。
Windows対応の製品であればほぼ使用可能です(事前に要確認ですが)
タブレット型のクロームブックにワイヤレスの日本語キーボードを組み合わせて使えば、使い勝手は良い筈です。
タブレットでもあるのでAndroidアプリで絵を描く場合など添付のペンで直接画面をタッチして使う用途にも対応できて良いかも知れませんね。
プログラミングの勉強は?
学校で教えるのは具体的にWindowsで動作する○○が出来るアプリケーション!とかいうのではなくて、ソフトウェアとはどういうものか?であるとか目的の動作を実現する為のアルゴリズムやロジックを学ぼうというものです。
文部科学省が音頭を取って開発した『プログラミン』というWEB上の開発環境やアメリカのマサチューセッツ工科大学が作ったものをベースにアレンジした『Scratch』(スクラッチ)という物があります。
プログラミンはこれを動かす為の仕組みにアドビ社のFlash(フラッシュ)という言語を使っている為、クロームOS上では動きません※
後者のScratchはクロームブックでも動きますのでおそらく問題はないでしょう。
※Flashはブラウザ上でアニメーションやプログラムを動作させる仕組みとして以前は盛んに使われていましたが、開発元のアドビ社が以後の開発とサポートを打ち切ると発表した為にセキュリティの不備が見つかった場合でも改善される見込みが無い為、ブラウザを開発する各社はFlashの動作を抑止するようになってきました。
ちなみにScratchを開発したマサチューセッツ工科大学はAndroidスマートフォンで動くアプリを開発する為の『App Inventor』(アップインベンター)という開発環境も無料で提供していて、最近では画面が日本語表示されるバージョンもあるのでスマホのアプリも開発が可能です。(もちろん、クロームブックからでも可能です)
おいおい、テレワークは大丈夫か?って?
そうでした、忘れていました。
お父さん、お母さんは勤務先の方や場合によっては取引先の人とテレビ会議的な事が出来なければならなかったりするんですよね?
それも大丈夫です。(勤め先がマイクロソフトの○○使ってくれ!と言われなければ)
クロームブックはChromeというブラウザソフトがGoogle社のものである事はお分かり頂けると思いますが、Google社はこの新型コロナ対策の支援策の1つとして、あらゆるパソコン端末を結ぶ事のできるソフト(システムという方が合っているか?)である『Google Meet』(グーグルミート)を無償提供しています。
これであれば、クロームブックでも大丈夫。(私のクロームブックでもやってみました)
最後に
以前は、テレビ会議システムというとなかなか高額なソフトや専用回線を用意しなくてはならないなどと簡単に導入できる代物ではありませんでしたが、これだけインターネットの通信インフラが整った現在、無料でも十分に使えるサービスもある事ですから賢く選んで活用していくのが良いのではないでしょうか?