新年に入り既に10日も経ってしまいましたが、新年明けましておめでとうございます。
今年はここ北陸富山も年末から大雪に見舞われております。
ときに、昨年末は新しい作業部屋でいろいろと作業を始めまして別部屋にあったMac miniを移設してそのついでにOSを最新にアップグレードを!と思って噂の最新OS”BIGSUR”にアップグレードした直後にいわゆる『文鎮化』してしまうという悲劇に。
ネットの情報では文鎮化するのは2014年製のMacBook Proとの事でしたが、私のは2014年後期モデルのMac mini。
5年前に換装したSSDに故障の兆候が見られた(エラーが出始めていた)事も影響したのかと思い、新しくSSDを増量して購入。
早速換えてみましたがどうやっても動かない。
Macの専門家では無いので正しいかどうかわかりませんが、このBIGSURへのアップグレードの際にロジックボード(Appleではマザーボードをこう呼んでいる)のROMも破壊してしまったという事でしょうか?
リカバリや緊急時の起動手段がいくつか用意されているのですが何れも効果なし。
完全に文鎮化です。(がっくり)
ネットに誰か良い復活させる方法でもアップして下さればぜひ試したいところです。
さて、そうはいっても手元にMacがないと困る。
あるお客様に納めたApple用表計算ソフト”Numbers”で作成した顧客カルテがあって時々機能追加のご要望で編集する必要があるのです。
しかもその為には最新のバージョンのNumbersでなければ編集できない訳です。
となるとせめてMacOSもCatalinaバージョン程度になっていないといけません。
『う〜む・・』
うろ覚えですが私のMac miniがそうだったように2014年製のMac以降であればCatalinaが使える筈なので欲を言えば2015年以降に発売された格安のMacを中古で探すしかありません。(新品で買おうという意識が全く無い私(汗))
修理販売を目的としての仕入先として最近はヤフオクをメインにしているので探していたら案外Mac miniで手頃なものが無い。
iMacは2015年モデルはあるものの少々お高いし・・。
大晦日に疲れてウトウトしながらヤフオクを見ていて検索条件に上がってきたiMacに程度の良い代物が低い落札価格で推移しているのを発見して取り敢えず入札しておいたら何と見事に落札。
落札価格は9300円。
21.5型のiMacで傷汚れが殆ど無い美品が9300円!(キーボード&マウス無し)
送料入れると1万円をちょっと超えましたが、届いた品物を確認したところ若干汚れはあったもののクリーニングで除去できたので間違いなく美品です。
ところが!
うっかりしていました、落札した時の製品仕様を再確認していたら何と年式が2011年モデルではありませんか。
という事はOSのバージョンは10.13.6のHigh Sierraまで上げる事しかできません。
しかも10年選手とは・・ORZ
「やっちまった!」感溢れる中、動作確認とOSのセットアップ&アップグレード作業の結果無事HighSierraまで上げる事ができました。
このマシン、CPUこそCore i5ですがメモリーは4GBしかありません。
幸いHDDは500GBとそこそこあるのでこのまま使うことにしました。
で、1週間あまり使ってみた結果は当初の予想を超えたとても満足のいくものでした。
先にお話した『最新のNumbers(表計算)』こそ入手不可ですが、旧バージョンがインストール可能で更にAppleには”icloud.com”という奥の手があります。
ここでは最新データ形式のオフィスソフトのWEB版を提供していて、最悪の場合でもこれで編集ができるという事なのです。
勿論フル機能ではないので『簡易版』の印象は拭えませんが私の場合これで困った事があまり無いので今の所はこれでよし。
せめて壁紙だけでも・・・とBIGSURの壁紙をネットから拾ってきて貼っておきました。
これでホームページの編集も大きな画面で楽ちんです。
あれ?改造しないの?
以前なら高速化の為に!とメモリーの増設やらHDDをSSDに変えるなどどんどん進めたものですが、最近は結構ノーマルでも満足するようになりました。
MacOSはBSD Unixをベースに開発されたものという事でCPU、メモリーやHDDのリソースの使い方がWindowsみたいに浪費家ではないので少ないメモリーでもそこそこ快適に動いてくれるのです。
それに、iMacの2011年モデルにはHDDに温度センサーが取り付けられており、単純にHDDを取り外してSSDを取り付けるという訳にはいかないのです。
聞くところによると、センサーを外して繋ぐとシステムファンが高速回転を始めてしまいうるさいし、使い物にならなくなってしまうのだとか。
それを防ぐには温度センサー付きのSATA分岐ケーブルみたいのが無いと駄目なんです。
SSDは既にMac mini用に購入したものがありますが、交換するにはこの高価なケーブルを買う必要があり、でも高いので買いたくない・・・という訳です。
←センサー付きケーブルだけで¥7,370です。
もっと高いのがこっち(¥29,674)→
なんか同じものに見えるのですが、以前お客様の修理で使ったのは右の方だったらしいです。
(本当かな?)
しばらくこのまま使ってみて何かあればまたレポートしてみたいと思います。
それではまた!